ほろろん祭りIIイベントレポート

“ほろろん祭りII”は、『狼と香辛料』のBlu-ray Disc BOXの発売と、『狼と香辛料II』の放送を記念して、5月31日に都内にて行われた。

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イベント開始時間になると、場内が暗くなり、『狼と香辛料II』第1幕の先行上映からイベントがスタートした。
上映終了後、司会進行を務めるニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんが登場。その後、ゲストとしてロレンス役の福山潤さん、ホロ役の小清水亜美さんに、ディアナ役の渡辺明乃さん、マルク役の小山力也さんの4名が壇上にあがった。

まず、それぞれの演じられる役についてコメントをしていただいた。第2期の印象について福山さんは、「ロレンスは度重なるピンチを乗り越え、ひと皮むけたような気になっていると思いますよ」と心境を語り、対する小清水さんはそんなロレンスに対し「1つや2つの危機を乗り越えたぐらいでは」と余裕のあるホロの気持ちを話していた。
初参加となる小山さんは自身の演じる役を「麦商人のマルクはロレンスの昔ながらの友達で、行商を行うロレンスに対して地に足をつけて商売を行う人物で、目先の利益よりも取引先との信用を重んじる」と人とのつながりを大事にする商人であることを紹介。一方で2話から登場となるディアナを演じる渡辺さんは「ミステリアスな雰囲気漂うディアナは、つかみどころのない女性。喋るだけ喋って去っていくようなタイプです」と語った。また、アマーティ役の千葉紗子さんからもビデオメッセージが。千葉さんは「青年役は初めてで不安もありますが、カッコよく淡白なところを出していきたい。ロレンスとの対決では、負けない気持ちを全面に出していきます」と、役に向けての意気込みなどをコメントした。

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ここで、“原作カルトクイズ”のコーナーに移行。このコーナーは、『狼と香辛料II』の映像を見て、キャラクターがしゃべっているセリフを観客が当てるというもの。正解すれば出演者のサイン入り台本がもらえる。アニメの映像はこのイベントが初公開となるが、原作に忠実に作られているので、原作を読んでいれば答えられる問題になっていた。
楽しいイベントもあっという間に終演の時間へ。最後は出演者からファンへメッセージが送られた。

小山「誰に見ていただていても心が温かくなるとてもやさしい風景描写もありまして、楽しい人間ドラマが展開いたします。一人ひとりのキャラクターが愛おしくなるアニメです。よろしくお願いいたします。」

渡辺「皆さんの暖かい応援があっての2期だと思います。ディアナは、今はミステリアスな雰囲気に包まれていますが、これから先、ディアナの正体なども明らかになるかなと思います。ゆっくり進んでいく時間の中で、みんなと会話しながら進むという、派手なアクションはありませんが、人の心の動きがよくわかる素敵なアニメーションになっています。末永くかわいがっていただければと思います。」

小清水「またこうしてホロを演じることができてとても幸せを感じています。皆様も期待して待っていただいていると思いますし、まもなく放送開始いたしますので、これからも末永く『狼と香辛料』、ホロ、そして小清水亜美をよろしくお願いいたします。」

福山「今後どういう物語になっていくのか、そして原作を読んでいらっしゃる方はアニメでどう描かれていくのかを楽しみに待っていただければと思います。収録も現在行っている真っ最中ですので、みなさんに面白いものが届けられるよう鋭意収録してまいりますので、よろしくお願いいたします!」

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トークコーナーの終了後は休憩を挟んでWebラジオ「小清水亜美と福山潤のオオカミックラジオII」プレ番組の公開録音に。この番組はアニメ『狼と香辛料II』を応援するラジオ番組で、小清水さんはホロを連想させる狼の耳をつけて登場。さらに、ホロとロレンスのパペットも登場した。このパペットは、スペシャルコンテンツとして配信される動画の中に登場する予定になっている。

公開録音は、会場全体でのタイトルコールでスタート。番組のお試しとして収録されたこのプレ番組では、会場からも募集したお便りを使ったコーナーの実施や、ファンからの新コーナー案を紹介し、会場からの拍手をもらって実施するかどうかの指針にするコーナーなどを行った。
詳しい内容は、後日ラジオCDとして収録されるとのことなので、こちらも楽しみにしていよう。

こうして、『ほろろん祭りII』は終了。いよいよTVアニメの放送が近づいてきた『狼と香辛料II』の魅力を十二分に伝える内容で、この夏の放送が楽しみになってくるイベントだった。

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