商売のポイント
デバウ商会の思惑は、新たなる通貨を発行することだった。貨幣の流通を、権力欲旺盛な領主たちではなく、経営の才に秀でた商人が担うというのは、「新しい時代の幕開け」を意味していた。これまで兵を使って儲けてきた領主たちのやり方とはまったく違い、剣を使わずして覇権を握ったことになるのだ。その中心となるレスコは自由と希望の町となるはずであった。だが、欲に目がくらんだ領主とデバウ商会の一部の勢力により、商会は内部分裂を起こしてしまう。
デバウ商会で帳簿を預かる会計人。デバウ商会主の右腕とも言われる人物。その真の姿は、人間ではなく白い兎。
スヴェルネル参事会商人株筆頭議長。スヴェルネルで毛皮と琥珀の流通を取り仕切り、流通上の揉め事を采配している。